HUNTER×HUNTER

現在も連載中のこの作品は、何度もアニメ化や映画化され、連載開始時には少年少女だった読者が大人になっても夢中で読むことができる数少ないとても面白い作品だと思います。
冨樫先生の作品の魅力は、なんといってもキャラクターの素晴らしさだと思います。
敵側にもちゃんと個性を出しており、複雑なキャラクター設定をされているので、物語に深みを出しています。途中からこの作品独特の設定「念能力」というものが出てきますが、これを考えた作者の頭の良さに鳥肌がたちました。
この能力の緻密に計算された設定が、膨大なキャラにも1つ1つ設定されており、その引き出しの多さに圧倒されます。
絵が雑だとか、手抜きだという人もいますが、私はこれはこれで味になっているので全く不満はありません。
富樫先生は絵がうまいと思います。キャラクターの外見もシルエットが違うようにデザインされているし、顔の描き分けもきちんとされていて素晴らしいです。
まだ連載中で既刊も30巻超えていますので、初めて読む方は手を出すのをためらうかもしれませんが、大人でも十分楽しめる内容ですのでいろんな方にお勧めしたい作品です。
これを子供が読む漫画だと勘違いされたくありません。
とっても内容が濃いです。中でも「キメラ=アント編」がとても面白かったです。
残虐非道な敵を倒すまでのお話ですが、まさか最終話であれだけ感動して泣かされるとは予想外でした。
連載を何度も休載することで有名な先生ですが、これだけ複雑な話をあれだけ面白い展開へもっていくのには、それこそ週間連載では不可能だと思います。
冨樫先生には時間がかかってもいいので、ストーリーを熟考していただき、今後も素晴らしい作品を描いていただきたいと思います。